30.2011
秋の起重機と錆ついた空
はじめまして さようなら
秋の起重機と錆ついた空


*** Ruins Blog Village ***
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02.2011
【廃景】草臥レの温泉街
2011年2月某日撮影。
福島県の内陸側に在る草臥レの温泉街。
この温泉街の何処を撮り歩いても、昭和の雰囲気在る良い「廃景」写真となる。

この温泉街には、古い射的場があった。
私が通りかかった時には、店は閉じられていて
色褪せた赤色に、大きく『射的場』と書かれた暖簾の下から
うす暗い店内の様子を確認する事しか出来なかった。
射的場の中を覗いた其処には、今時流行らない
小さな子供でも欲しいと思わないような、小物ばかりが並べられていた。
この小物を本気で欲しいと思うのは、相当マニアックな玩具マニアくらいかと思う。
- ところで、この店は営業しているのだろうか -
店の射的カウンター奥の中央の、白が黄ばんでしまった小さな貼紙には、
極太の黒マジックで『十発 三百円』と書かれている。
少しお高い気もしたが、件の玩具マニアなら、すぐに飛びつく金額かもしれない。
私は玩具マニアではないけれど、この温泉街唯一の遊興場を楽しみたいと思い
営業時間らしき表示が無いか探したが、結局見つける事が出来ず
営業していない可能性もあった為、今回は諦める事にした。
土曜日の昼間、この温泉街の此の長い道を歩いている観光客は私一人。
気温が0度近く凍えてしまう寒さだからか。しんしんと雪が降り始めて来たからなのか。
静かな草臥レの温泉街に人影は無く、老舗旅館解体作業の音ばかりが、ただ煩く響いていた。
次に来る時には、新しい建造物が建てられているのかもしれない。
そんな事を想像をすると、少し寂しい気分になった。
福島県 草臥レの温泉街より。

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福島県の内陸側に在る草臥レの温泉街。
この温泉街の何処を撮り歩いても、昭和の雰囲気在る良い「廃景」写真となる。

この温泉街には、古い射的場があった。
私が通りかかった時には、店は閉じられていて
色褪せた赤色に、大きく『射的場』と書かれた暖簾の下から
うす暗い店内の様子を確認する事しか出来なかった。
射的場の中を覗いた其処には、今時流行らない
小さな子供でも欲しいと思わないような、小物ばかりが並べられていた。
この小物を本気で欲しいと思うのは、相当マニアックな玩具マニアくらいかと思う。
- ところで、この店は営業しているのだろうか -
店の射的カウンター奥の中央の、白が黄ばんでしまった小さな貼紙には、
極太の黒マジックで『十発 三百円』と書かれている。
少しお高い気もしたが、件の玩具マニアなら、すぐに飛びつく金額かもしれない。
私は玩具マニアではないけれど、この温泉街唯一の遊興場を楽しみたいと思い
営業時間らしき表示が無いか探したが、結局見つける事が出来ず
営業していない可能性もあった為、今回は諦める事にした。
土曜日の昼間、この温泉街の此の長い道を歩いている観光客は私一人。
気温が0度近く凍えてしまう寒さだからか。しんしんと雪が降り始めて来たからなのか。
静かな草臥レの温泉街に人影は無く、老舗旅館解体作業の音ばかりが、ただ煩く響いていた。
次に来る時には、新しい建造物が建てられているのかもしれない。
そんな事を想像をすると、少し寂しい気分になった。
福島県 草臥レの温泉街より。

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