23.2012
時代を語る戦前医学書 -F診療所01-




戦前医学書の残る廃診療所。
S診療所の様に、時代を感じる診療所です。
受付の案内貼紙に『昭和二十五年 八月』の文字を見つけました。
床に落ちていたカルテに目を通すと、「初診日 昭和八年」との記載がありましたので
戦前から続いていた診療所になりますね。
(写真一枚目)
薬瓶を置く回転式の台。
あまり荒らされていない診療所には、澤山の薬瓶が残されていました。
(写真二枚目)
診療ベッドの上には、旧字体と片仮名で書かれた医学書が置かれています。
其の奥に在るのは、診療用のバッグでしょうか。
其れ等を照らす様に、上から降りているのは診療用の照明。
(写真三枚目)
診療室の中央には、何に使用するのか見当の付かない
大きなドラム缶の様なものが置かれていました。
ドラム缶の口に古い書籍を張り、切り口を保護しています。
一体何に使用する缶なのでしょうね。
(写真四枚目)
診療所中央部に伸びる薄暗い廊下。手前側は崩落しています。
意外と広い診療所。奥の部屋の様子が気になりますね。
撮影地: F診療所
撮影機材: Nikon D90

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